ハーレーが「3輪バイク」を売り出す事情

普通自動車免許で運転可能

あのハーレーにバイクの免許なしで乗れる――

ハーレーダビッドソン ジャパン(HDJ)は2月1日に「トライグライド ウルトラ」を発売する。ハーレーダビッドソンといえば大型アメリカンバイクの代名詞。排気量は883cc以上で、大型自動2輪MT免許を保有していないと運転ができない。

ところが、このトライグライドはトライクと呼ばれる3輪バイクで、バイクの大型免許を持っていなくても、普通自動車MT免許があれば運転できるのだ。2輪よりも安定感があり、ヘルメット着用の義務もない(ただしHDJはヘルメットの着用を推奨)。

「(トライグライドは)大型2輪免許を持っている方だけでなく、持っていない方のための製品で、注目を集めることは間違いない」とスチュアート・ファレルHDJ代表取締役は話す。

大型2輪免許の保有者が減少

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トライグライド ウルトラのハンドル周り

メインターゲットは35歳以上の男性だ。「米国文化や米国のファッションがすごく好きでハーレーも乗ってみたいと思っていても、免許がハードルとなっている人が多い。そうしたユーザーに間口を広げたい」(HDJの佐藤毅マーケティング&コミュニケーションズディレクター)。

ハーレーの国内販売は近年、1万~1万1000台で安定しているとはいえ、大型自動2輪MT免許保有者は約1000万人で毎年2%減少している。普通自動車MT免許(中型以上も含む)の保有者は約7000万人。大型2輪免許の保有者はほとんどが普通自動車免許も持っていることを考慮しても、新たに6000万人のマーケットができるわけだ。

HDJは家族と一緒に安全にライディング気分を味わいたい、過去にバイクに乗っていたが現在は乗っていない、現在もバイクに乗っているが体力的につらくなってきた、といった顧客層を狙っていくという。

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