40代女性の婚活を左右するやっかいな「感情」 「私、頑張らなきゃ」の鎧をはずす

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40代女性に限ったことではないですが、40代前半の女性で目立つのは婚活において感情がとにかく全面に出てきてしまう傾向です。

実際、40代前半は女性にとって微妙な時期ではあります。ここまで仕事を頑張ってきたけれど、先が見えてきて「報われなかった」という思いを抱く人もいるでしょう。

結婚して子どもを生んだ友人は、子どもが少し手が離れ、一緒にランチする余裕ができたり、生活のためではなくマイペースにパートをしていたりする。その様子をうらやましく感じる人もいるでしょう。自分もまだ子どもが産めるんじゃないかと迷う時期でもあります。

こうしたモヤモヤや焦り、迷いなどが感情に表れるのかもしれません。しかし、婚活で「悲しい」「悔しい」「不愉快」といったネガティブな感情に振り回されてしまうと、結婚という目的からますます遠ざかってしまう。

感情をあらわにして失敗する例も

私はとにかく「感情を入れないでください」と伝えています。30人の男性に交際を申し込んでも、1人返事が来たらいいほう。0ということもざらです。みんなそうです。そこで、「私ってなんなの」とか「ろくな男がいないわね」などと感情的になると先に進まない。それでも結婚が目的というのであれば、「これが現実である」と受け止めて、戦略を立てるべきなのです。

婚活に感情を持ちだして失敗する例も少なくありません。42歳の会社員女性Bさんがお見合いに行ったときのこと。男性側が気を遣って30分前にホテルのラウンジに行き、並んでいました。Bさんは待ち合わせ時間ギリギリになってツカツカと来たかと思ったら、いきなり男性に向かって「何人待ちなんですか?」。

男性が「僕が来たときは12組でしたが、あと5組待ちになりました」と説明したら、なんと「チッ」と舌打ち。30分前に来てくれたのに「ありがとうございます」のお礼の一言もないんです。当然、男性は「この女性はないな」と思ったそうです。

また、ある42歳の女性。お見合いで男性が「趣味はなんですか?」と聞いたら、「えっ、プロフィールに書いてあるでしょう? 見てないんですか。失礼ね」と怒ったそうです。お見合いという目的を見失い、「私はちゃんとプロフィールを見てきたのに、なんであなたは見てこないのよ」とすぐにカッとなってしまったんです。

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