「ブラック企業に依存」してしまう人が陥る泥沼 いちいちコントロールしてくる人に要注意だ

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相手が違う人間だということを受け入れること

『ずっとやめたかったこと、こうしてやめられました。』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

これらを総括して言えることは、DVやブラック企業、パワハラをする人は「相手が自分と違う人間だということを受け入れられない」ということです。

いくら家族であっても恋人関係でも、上司と部下の関係でも、相手は自分と違う人間で違う考え方を持っています。一卵性双生児の双子でも、性格も違えば好きになる相手も違ってくるのですから、当たり前です。

彼氏でも、上司でも、親でも、自分と違う意見を話したとき、それが許せなくて、イライラしたとしたら少し注意が必要ですし、コントロールして自分の意見に従わせようとしたりするなら、それは度を過ぎるとコントロールにつながる危険があると言えるでしょう。

大石 雅之 精神科医/大石クリニック医院長

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おおいし まさゆき / Masayuki Oishi

東京慈恵会医科大学卒業。1991年に当時は珍しかった外来でアルコール依存症を治療できる「依存症」専門のクリニックを横浜に開業。アルコールや薬物だけでなく、ネット依存・ギャンブル依存症・買い物依存症・性嗜好障害(性依存症)・窃盗癖(クレプトマニア)・ストーカー・DVなど新たな依存症を抱えた人が訪れるようになり、28年にわたってさまざまな依存症の患者と日々向き合っている。今でも依存症専門のクリニックは珍しく、神奈川県から依存症治療の専門医療機関として選定されている。依存症を取り扱ったテレビ番組の監修も行う。

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