GW明けから「疲れがなかなか取れない」人の対処 正しい休み方のカギは「4つのR」にある

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リトリート(Retreat)

日常から離れた空間に身を置き、じっくりと静養すること。

具体例:旅行、リゾート地での保養、森林浴etc……

人の心身はつながっています。体の疲れは心に、心の疲れは体にも影響を及ぼします。ですから、ただ自宅で静養して体を休めるだけでなく、レクリエーションやリトリートなどの「積極的な休み方」も取り入れ、体の疲れも心の疲れも両方解消させていくことがポイントです。

「4つのR」を基準に自分に適したストレス解消方法を考えたら、それらをリストアップした「マイリスト」を持っておくことも効果的です。いつでも見返せるように、目に見える形でリスト化しておきましょう。

項目がたくさんあれば、それだけ「疲れ・ストレス」というリスクに対するセーフティネットが十分にあるということ。疲れたときの心強い味方になってくれます。

ただ、タバコ・お酒・ギャンブル、買い物、インターネットなどは依存状態になる恐れがあるので、ここでは避けてください。

思いつかない方は、学生時代に夢中だった趣味、元気が出る場所、癒される曲、好きだった本、映画、行ってよかったレストランや喫茶店などを思い出してみていると、項目が埋まりやすくなるはずです。

ベストな睡眠時間と時間帯を知る

また、4Rに加えて疲労・ストレス解消のために決して外せないのが、「睡眠」です。日々のストレスや緊張からくる疲れを持ち越さないために最も重要なことは、質の高い睡眠をとることです。これを無視することはできません。

方法はいろいろありますが、基本は「早寝早起きして体内リズムを整えること」が大切です。

睡眠の重要性はわかりつつも、仕事で多忙になってくると、つい睡眠が足りなくなってしまうという方も多いのではないでしょうか。しかし、睡眠不足による疲労は、作業能率を低下させ、夜遅くまで仕事や勉強を続けなければ終わらないという悪循環に陥ってしまいます。

睡眠時間と集中力の関連について調べたある研究では、6時間睡眠を続けた人は8時間睡眠の人に比べて、日を追うごとに集中力が衰え、2週間たつと反応速度が5倍も遅くなるという結果が出ています。

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