「俺の仕事を尊重しないなら離婚だ!」と怒る夫 病的なほど「仕事第一主義」すぎる夫が怖い

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現状を変えたい場合、相手の出方を待っているようでは、何も変わりません。

彼の仕事に対する責任感の強さやほかに道楽がないことを考えると、あなたが変わることを伝えてはいかがでしょうか。こちらのほうが時間はかかっても、離婚の選択肢よりは建設的ではないかと感じました。もちろんこの時点では、あなたの不満は棚上げにするほうがよいと思います。

離婚の前に、伴侶の“円満家庭像”に歩み寄る努力を

普通は帰宅して寛げないほど家が片付いていなければ、あなたが片付けざるをえなくなるか、彼が諦めるかで落ち着くものです。しかし彼は不満としてためるだけで、両者の歩みよりはありませんでした。客を家に招待する件もしかりで、それで19年ですから一時が万事、両者相当、ある意味で頑固です。

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彼の要望を深く理解し、それに応えられるよう努力することを、言動で伝えてみましょう。

煮込み料理などは前日に作り、オードブルは出来合いのものを買ってきて盛り付けるだけなどと工夫すれば、人を招くことは、そんなに忙しいことでも難しいことでもありません。

子どもさんがその年齢になれば、もう家族写真で年賀状を送る人は少数派だと思います。ですが彼は円満家族を装ってでも、外向けには発信することにこだわった人でした。家への招待などもそうですが、彼は不器用ですが、内に秘めた円満家族への願望は十分とみました。

彼が思うところの“理想の家庭像”に歩み寄る努力と離婚の大変さを考えると、この場合は離婚に踏み切る前に、前者を試すのが先決だと思います。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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