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「脱百貨店路線」で新たな顧客層を獲得 好本達也・大丸松坂屋百貨店社長に聞く

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――斬新なテナントの導入は、単なる「場所貸し屋」ではないか、との声もある。

我々はあくまでも小売業であり、固定家賃ではなく、売上高×利益率で粗利を稼がなくてはならない。だが、不動産業的なところもある。コストを意識する上でこれは重要だ。消化仕入れビジネスでは、面積当たりのコスト、つまり管理コストや投資コストを緻密に見る必要があるからだ。

百貨店は、これまで店長がコストを全体でコントロールしており、1階で儲かっているのか2階で儲かっているのかよく分からなかった。多くの店は地下の食品では儲からない。1階は儲かっても、2~3階の婦人服が儲からず、紳士服では儲かり、その上は全く儲からない。全体ではこんなものだ。パルコは期待収益、コストをしっかり見ている。不動産業では当たり前のことだが百貨店業にはそれが欠けていた。いまは、フロア別のコストと粗利が構造として見えるようになってきた。

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