さて、ここからは競馬ファン御用達のコーナーだ。いよいよ、今週末は競馬ファンにとって大切な「競馬の祭典」日本ダービーだ(26日東京競馬場11R、距離2400メートル)。
馬券のセオリーどおり、本命はヴェロックスで
1番人気は無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアだろう。皐月賞は長期休養明けに加えて、距離ロスを承知で外々を回る安全運転の結果ゴール前が際どかった。常識的には実力1番と評価すべきだが、初めての左回り・府中コース、乗り替わり、前走初めて厳しいレース、と小さくても不安視な材料がある。
人気馬の不安に注目し、不人気馬の長所と可能性に注目するのが、馬券のセオリーなので、筆者は本命としては買わない。
今年の本命には、皐月賞で不利を受けたヴェロックスを採る。昔から、「ダービーでは皐月賞のゴール後の伸びがよかった馬に注目せよ」という教えがある。ゴール後だが、サートゥルナーリアを抜き返して先頭を譲らなかったのがこの馬だ。コース経験もあり、レース経験も豊富だ。
対抗はもちろんサートゥルナーリアだ。素質と力量はこの馬が1番であることに間違いない。
「ダービーは運のいい馬が勝つ」と言われるくらいで立ち回りが大事なレースだが、ダノンキングリーは府中コースに慣れている。直線中央から外で争う前記2騎と離れた、通り慣れた最内を追い込んで来そうな本馬は侮れない。この馬が単穴で、皐月賞上位3頭はやはり高評価になる。
「3強」と事前に言われても、3頭そのままでは決まりにくいのが競馬だ。穴馬候補を探してみた。
まず、いかにもダービーに向きそうな血統で、前走青葉賞のレース振りがよかったランフォザローゼスに注目したい。加えて、ホープフルステークス(G1)でサートゥルナーリアとそこそこの競馬をしたアドマイヤジャスタを次走(すみれステークス)で破ったサトノルークス、もちろんアドマイヤジャスタも鞍上のミルコ・デムーロ騎手も込みの評価で押さえに採る。
最後に、大外枠を引いたのはかわいそうだがシュヴァルツリーゼは意外性のあるハーツクライ産駒で、キャリアが浅い分可能性を秘めている。2着に敗れた弥生賞は4コーナーで大きな不利があったが、よく立て直して伸びてきた。馬券は「意外性」へのヘッジとして、上記7頭の3連複をボックス買いして(35点になる)資金の3分の1くらい、残り3分の2は強弱を付けて馬単を中心に買って楽しみたい。
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