資産を着実に増やせる投資信託「3つの基準」

初心者は「負けにくい投資方法」をとるべきだ

初心者が陥りがちな元本の目減りをいかに避け、資産を着実に積み上げられるかが大切(写真: HM/PIXTA)

前回記事「初心者が買ってはいけない『5つの投資信託』」で、「ターゲットイヤー型」「ファンドラップ」「テーマ型」「ロボアド」「高金利通貨選択型」といった、元本の「目減りリスク」の高い投資信託についてご紹介しました。

それぞれのリスクについては記事を参照していただくとして、初心者が投信を購入する際、これら5つのものを外せば、自分に適した、かつ着実に資産を増やせる投信は自ずと絞られるというお話をしました。しかし、この5つを外した先に最適なものが見つけられるかというと、そう簡単ではありません。

そこで今回は、サラリーマンの資産形成に適した投信を選ぶ際の「3つの基準」を紹介していきます。

30年平均リターンからわかる「投資すべき市場」

【基準1】世界の市場に幅広く投資しているか

本業があるサラリーマンが資産運用をするには、相場の波に一喜一憂せずにすむもの。そして、長期間保有で着実に元本が増えていくものが好ましいといえます。

そのポイントは、投信が世界の市場に幅広く投資を行っているかどうかです。ある1国の市場に投資先を限定するのではなく、世界全体に広く投資先を分散させることで途中相場の波乱が起こっても、長期で見ると安定的に価格が上昇していくといわれています。

例えば、日経平均株価のここ30年の年率平均リターンは−1.3%程度と、0を下回ります。一方、世界の先進国や新興国の株式で構成されるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスという指数は、ここ30年の年率平均リターンは+7.2%程度。つまり、日本という個別の地域に投資するよりも、全世界の株式に幅広く投資していたほうが長期的には運用結果はプラスになったといえます。

世界の市場に投資するためには、全世界株式型の商品を1つ選ぶ。もしくは、日本株式、先進国株式、新興国株式といった主要な指数に連動する商品を、それぞれ3つ選ぶといった方法があります。

次ページ「全世界をカバーした投信」なら運用が楽
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