乗ったらわかる、横浜の「楽しいオープンバス」 「非日常」の目線だからこそ気づく街の魅力も

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京急が横浜市内で運行を開始したオープントップバス。赤レンガ倉庫などベイエリアの観光地を巡るコースを設定した(筆者撮影)

港町・ヨコハマ――。東京在住の筆者にとって、近くもあり遠くもあるといった感覚の街である。プライベートや仕事で訪れたことは数知れず。とはいえ、いかにも横浜らしい観光地となるとなかなか行く機会がないものだ。赤レンガ倉庫や山下公園などは、生まれてこの方一度も訪れた経験がない。似たような人は少なからずいるのではないだろうか。

そんな人たちのため、と言っても過言ではないようなバスの運行が始まった。名付けて「KEIKYU OPEN TOP BUS 横浜」。あの私鉄の雄・京浜急行電鉄が横浜市内にオープントップバスを走らせて、1時間から1時間半程度で市内の主要観光スポットをぐるりと回る、というものだ。

これは興味深い……というわけで、メディア向け試乗会に参加することにした。果たして“屋根のないバス”から望む港町・ヨコハマはどんなものなのか――。

横浜市内の観光スポットを巡る

4月20日に運行を開始したオープントップバスには2コースあり、日中の3便(11時・13時・16時発)は横浜駅YCATを出発してみなとみらい21地区や山下公園などの市中心部の観光スポットを巡り、ベイブリッジを渡って大黒ふ頭で折り返して戻ってくるというコースだ(「パノラマコース」という)。

そして夕方18時30分出発の便では、「きらめきコース」と名付けてみなとみらい21地区やベイブリッジに加えて臨海部の工業地帯を駆け抜ける。人工的な美の極みとも言うべき工場夜景を楽しませてくれる、というわけだ。

料金は大人1800円(子供は900円)で、事前予約だけでなく当日にも空席があれば乗ることができる。運行するのは土日祝日のみ。

次ページ実際に乗ってみると…
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