髙田明、サッカーJ1復帰への「一戦一生」

V・ファーレン長崎「ファンづくり」の極意

髙田明代表とマスコットキャラクターのヴィヴィくん(写真:V・ファーレン長崎)
日本一有名な通販会社、ジャパネットたかたの創業者、髙田明氏は今、サッカーJ2、V・ファーレン長崎の経営再建に全力で取り組んでいる。
選手たちのパフォーマンスを高め、ファンづくり、集客増につなげている「一戦一生」とはどのような考え方なのか。
ジャパネットの社員に伝えてきたことのエッセンスをまとめた初の自著、『伝えることから始めよう』で説く「今を生きる」という生き方、考え方がサッカークラブ再建にどう生かされているのか、紹介する。

「一日一生」「一戦一生」

V・ファーレン長崎は、今季一年でのJ1復帰を目指して、奮闘中です(私が発音すると「ジェイワン」ではなくて、なまって「ゼイワン」と聞こえてしまうようですが)。

『伝えることから始めよう』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

試合に向かう途中の車中、私は、その日の試合の見どころを勝手に想像し、1人で笑顔になったり、考え込んだりして、人生の今の瞬間を楽しんでいます。今日はどんな人との新しい出会いや触れ合いがあるのだろう。サッカーを通して生きている、生きる喜びを実感できることに感謝しています。

振り返れば、私はいつも「今を生きる」という生き方をしてきました。人間は今を頑張れば明日が変わるんだということを常に思って、いろいろなことに挑戦してきました。

私たちが生きている時間には、現在と過去と未来がありますよね。過去に起こったことはどんなに頑張っても変えられません。変えられるのは未来だけです。そして、変えることができる未来をつくれるのは、今しかないんです。

また、千日回峰行を2回達成した天台宗の大阿闍利(だいあじゃり)、酒井雄哉(さかい ゆうさい)氏は「一日一生」という言葉を残しています。「一日が一生だと思って一生懸命生きること。今日を大切にしなければ、明日はないということ」、そのようにおっしゃっています。私も同感ですと言うのは、大阿闍利に失礼かもしれませんが、同じように思って生きてきました。

4月に入社した新入社員や若手のビジネスパーソンの皆さんの中には、「今の会社、今の仕事は自分に合っていないのではないか。会社や仕事の選び方を間違えたのではないか」などと悩んでいる人もいるかもしれません。

次ページ「今を生きる」「一日一生」
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
  • 高城幸司の会社の歩き方
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ひろゆき感動「難病61歳の人生サイボーグ化計画」
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
ホンダ「フリード」がトヨタ「シエンタ」より売れるようになった訳
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
ソニーとパナソニック、10年で大差ついた稼ぎ方
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
15種類の「書き方」を徹底解説<br>無敵の文章術

ビジネスパーソンを中心に文章力の必要性が高まっています。在宅勤務における情報伝達手段として、メールやチャットは不可欠に。また精度の高い企画書はビジネスの成功に直結します。本特集ではシーンや目的別に、短期間でのスキル向上を目指します。

東洋経済education×ICT