東洋経済オンラインとは
ビジネス

東京のバリアフリーに足りない「観光客目線」 英語で観光情報を伝える車いす生活者の思い

10分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

最後は観光地について聞いた。グリズデイルさんが東京でお勧めするのは東京スカイツリーから浅草寺をめぐるコースだ。

「スカイツリーと浅草寺はバリアフリー化されています。浅草寺には景観にあわせたエレベーターがあり、本堂に上がれるので人気です。予約をすれば人力車に乗ることもできます。ほかのエリアでは、明治神宮もスロープが整備されているので、明治神宮から原宿のコースもお勧めですね」

しかし、車いすユーザーの誰もが困っていることがある。それは食事だ。

外国人に人気の日本料理店に入るのが難しい

「東京のレストランはどこも狭く、入り口に段差があるため店内に入れません。外国人観光客は和食を食べたいのですが、路面店だけでなく、デパートの中にある店も含めて、段差があって入れないところがほとんどです。ラーメンも人気ですが、狭い店が多く車いすで入れる店はまれです」

明治神宮内に設置されているスロープ。介助者の手を借りることなく参拝することができる(筆者撮影)

「Accessible Japan」ではアプリなどを使って、車いすユーザーだけでなく、視覚や聴覚に障害がある人でも利用しやすいレストランを探す方法を紹介している。

ただ和食に関しては車いすのグループで入れるところはなく、グリズデイルさんも洋食のレストランを案内しているという。

「店の入り口にスロープがあれば解決するのですが、どこも整備していません。スロープだけならそれほど費用はかからないはずです。日本を訪れた人が、食事に関しては残念に思うのではないかと心配しています」

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象