「気にし過ぎ」アラサー女子に志茂田景樹が助言 ツイッター相談を通じて彼女たちに思うこと
Twitterの相談は、意外と若い人からくることが多くて、アラサーの女性もたくさんいます。特に多い悩みは、家族関係。義母との折り合いもあるけれど、意外と実母との折り合いが悪いって悩みもあるんです。しかも、同居しているのかと思いきや、自分は東京で一人暮らしをしていて、母親は遠方の地元にいるんですね。
母親との価値観のズレなんて、放っておけばいい
電話やメールで遠くにいるお母さんとやり取りをして、その内容から「折り合いが悪い」と判断しているのかもしれないんですけど、僕はそれ、ただのズレだと思うんですね。価値観のズレ。それを埋めようとするから悩んでいるんじゃないかと思うんです。
都会にいるアラサーの女性と地方にいる50〜60代のお母さんとじゃ、価値観のズレがあって当たり前。お互いがこれまでに培った価値観を認めながら、折り合いを付けられるところは付けて、付けられないところは理解し合うしかないと思います。価値観のズレを完全に埋めるなんて、できないんです。だから、無理やり価値観を合わせようとして、イライラする必要もありません。
僕の個人的な意見ですけど、20〜30代の女性は、何かにつけて気にし過ぎですね。
家族問題の他にも、ママ友との軋轢とか、職場での人間関係とか、いろんな悩みが来ますけど、客観的に見ると「井の中の蛙」のやり取りと似たようなもの。
どれも大げさに気にし過ぎなんじゃないかなぁという感じがします。気にしなければ気にしないでいいようなものですよ。
あとは、みんな「ちゃんとしよう」とし過ぎです。例えば、「ちゃんと子育てができない」っていう若いお母さんの悩みも多いんですよ。
今の人たちって、Webとか本とかで見たマニュアルで子育てをしがちじゃないですか。昔の人の子育ては、義理のお母さんは「こういう時はこうするのよ」って言うし、隣の家の人はまた違うことを言うしで、それぞれ違っていたと思うんです。
そうやって、子育てをした先輩から話を聞いて、自分に合うやり方を取捨選択していた。でも、いかにも正解らしく見えるマニュアルがあると、それができないんですよね。「マニュアル通りにやったけどうまくいかない」ってことはよくあって、そこで悩んでしまうんです。