広島カープ「壮絶すぎるチケット購入」の舞台裏 抽選券求めて飛び交う怒号、5万人超が殺到
今年も広島東洋カープのチケット争奪戦は壮絶を極めた。3月1日の発売開始からわずか2日間で指定席はすべて完売し、残ったのは内野自由席とビジターパフォーマンス席(カープの対戦相手チームのファンが応援するための席)のみ。
発売日前の2月25日には「チケットを購入するために必要な整理券を獲得するための抽選券」が広島市のマツダスタジアムで配布された。5万人を超える人が球場に殺到。周辺道路にも人があふれ、高速道路や主要幹線で大渋滞が引き起こされる事態に発展、大混乱となった。
テント村発生は阻止したが…
カープは長年、そのシーズンにカープ主催で開催される公式戦全試合のチケットを、3月1日に本拠地・マツダスタジアムの窓口で販売してきた。
年間シートの販売と、年間シートホルダーおよびファンクラブ会員対象の優先販売は2月下旬まで行われるのだが、年間シートは前年からの更新者と球団スポンサーへの割り当てなどで枠がすぐにいっぱいになる。
ファンクラブ会員枠も同様で、そもそも他球団は複数のランクを設け、なおかつ定員も設けていないが、カープは定員を設けているので、更新しなかった人が出た場合のみ補欠募集をする。したがって、そもそもファンクラブ会員になること自体が大変な狭き門なのだ。
当然、一般販売以前に座席は相当数が完売となるため、一般販売もまた大変な競争率になる。
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