拉致問題に苦しみ続ける横田夫妻41年間の戦い

被害者家族たちの高齢化も進み、猶予はない

菊池桃子さんと勝村政信さんが横田夫妻を演じたドキュメンタリードラマ「独占取材 北朝鮮拉致 前略 めぐみちゃんへ~横田夫妻、最後の戦い」は3月30日(土)15時30分~フジテレビで放送(写真:フジテレビ)

自由のいっさいない生活の中で、同じ拉致被害者たちとの時間を通じて、なんとか気持ちを維持しようとしていためぐみさん。

それでも、抑えきれなかったのが、日本や家族への思いだったという。

「めぐみさんは、日本から持ってきたバドミントンの道具を本当に大切にしていました。そして新聞があれば日本の記事を探していました。とにかく、日本に対する思いが、非常に強かったのです。だからその思いを糧に、耐えてほしい。救いの手が届くまで、健康に注意しながら耐え抜いてほしい、家族に会える日を待ち続けてほしい、そう祈るだけです」(蓮池薫さん)

蓮池薫さん・曽我ひとみさんが考える、めぐみさんの今

では蓮池薫さん、曽我ひとみさんは、めぐみさんの現在について、どう考えているのか。

「おそらく、北朝鮮はめぐみさんを徹底的に管理しています。日本で拉致問題の象徴のようになっているめぐみさんを、いつかは日本との交渉上、他の拉致被害者と一緒に返すことによって、局面を変える必要が出てくることも予見しつつ大事に隠している、そういう状況だと思います」(蓮池薫さん)

取材でめぐみさんについて話してくれた横田早紀江さん(写真:フジテレビ)

「(北朝鮮が伝えてきた)『死亡』ということを私は信じていません。何らかの理由があって『死亡』と伝えたのだと思いますが、私はこれからもずっと信じることはないでしょう。(めぐみさんは)どこかの招待所で元気に暮らしていると思います」(曽我ひとみさん)

取材班が曽我ひとみさんからいただいた手紙は、めぐみさんに向けたメッセージで締めくくられている。

「お父さん、お母さん、弟さん、そして日本国中が一日も早く帰ってくることを願っています。だから元気でいてください。絶対に助けに行きます。諦めずに待っていてください」

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