東大推薦入試に合格したスーパー高校生の素顔

「しまね留学」に「ネコの健康管理」

宇宙開発で人類を幸せにしたい
東大工学部/後藤愛弓さん・広尾学園(東京)

小学生のころから理科や算数が好きで、中高一貫の広尾学園に入学。高校から医進・サイエンスコースに進んだ。

高2のときの放課後は、週に3日バドミントン部で活動。そのほか、高1の文化祭で色素増感太陽電池について発表した後、「p型半導体を含む正極触媒を用いた色素増感太陽電池の高電圧化」の研究に取り組んだ。

「従来のシリコン型太陽電池と比べると、色素増感太陽電池にはコストが安いなど、さまざまなメリットがあるため、実用化を目指しています」

この研究についてスタンフォード大学でプレゼンテーションし、つくばサイエンスエッジでは英語ポスター発表をした。

東大の魅力は「学際的な研究に取り組める環境」

太陽電池の研究と並行して、自主的に取り組んだのが「HP Mars Home Planet」という国際プロジェクトだ。

「『100万人の人間が、火星で生活する上で必要な建物や乗り物のアイデアを考える』プロジェクトに興味を持ち、同級生や部活の後輩を誘って、チームを作りました」

色素増感太陽電池と鉛の層の外壁で放射線を防ぐピラミッドハウスを提案し、高3の春に国内大会で最優秀賞を受賞した。

「その後、東大推薦入試のアドミッションポリシーを読んだとき、東大に呼ばれているように感じ、挑戦するしかない、と思いました」

東大の最大の魅力は「学際的な研究に取り組める環境」だという。

「東大ではエネルギー分野のほか他分野も横断的に学び、将来は宇宙開発にたずさわる研究者になりたいです」

「しまね留学」で志した高齢化社会の都市計画
東大工学部/鈴木元太さん・津和野(島根)

中1の春まで北海道釧路市や旭川市に住み、その後、父親の仕事で横浜市に引っ越し、高校受験をして、市内の進学校に進んだ。

「理科が好きだったので、高校生を対象とした北大SSP(Super Scientist Program)に応募。年に4~5回北海道内で開催されるスクーリングやウェブミーティングを通して研究に取り組みました」

高1では5~6回、東日本大震災の被災地でのボランティアに参加した。

「ボランティアを通じて地域活性化などにも興味を持ちました。高校生のうちに地方を活性化する活動をしたいと考え、『しまね留学』することに決め、高校の寮に入りました」

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