「ネガティブな転職」は採用者に見破られている うまくいかないときにどう対処するべきか?

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就職氷河期であった私が学生を卒業した頃は100通履歴書を送って返事が1社からあればよい程度の状態でした。

それでも諦めなければ将来は切り開けますし、諦めないことで現状を打開する策も考えつくものです。

行動なくして変化なし、です。

そして健全な、前向きな気持ちがなくては前に進むことはできません。

現状から逃げるための転職と捉えずに、将来を切り開くためのポジティブな転職であると自らに言い聞かせ、行動を継続しましょう。

そのうえで、行動した結果から日々学び、次の行動に活かしていけば一歩前に進むことができるはずです。

つらい現状を自分の「学び」に変え、道を開く

3回面接で落とされたのであれば、なぜ落とされたのかを考える。考えて次の行動に活かして一歩前に進む。

親の行動に納得いかないのであれば、反面教師として、自分の他人に対する行動への戒めとする。

現状の会社に不満があるのであれば、仕事をするうえで自分が譲れないポイントは何かを考え、転職の際に見るべきポイントとする。

そういった学びが自分を強くしていき、現状を打開する原動力となるのです。

現状に不満があるのであれば立ち止まってしまってはいけません。吉岡さんはまだ20代ですから、まだまだチャンスはあるはずです。後ろ向きにならず、ぜひ目の前にある明日に向かって歩く勇気をもっていただきたく思います。

吉岡さんが行動を通じて、輝ける将来を切り開くであろうことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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