「ネガティブな転職」は採用者に見破られている うまくいかないときにどう対処するべきか?

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そのような内面や心情が面接時における雰囲気や言動に表われているがゆえに、採用者にいい印象を与えることができないのかもしれません。

3回面接で落とされたとのことですが、人生すべて自分の思いどおりにいくことばかりではありません。むしろうまくいかないことのほうが多いのです。

うまくいかないときにどう対処するか、どう行動するかでその後の人生が決まりますし、成長するか否かも決まります。

目指したいことがあるのであれば、成功するまであきらめずに行動してみましょう。

転職活動において、3回うまくいかなかった程度で諦めてはいけません。転職に成功している人であってもすべての会社からオファーをもらえるわけではありません。

ご自身の経験や才能、目指す方向性と採用する側である会社の要望が合致したときにはじめて採用という結果に至るわけですから、転職面接において落とされたイコール吉岡さんに才能や価値がないというわけでは決してありません。

どんなに優秀な人でも、採用する会社に「その時点で」ニーズがなければオファーは貰えません。

経験やスキルもそうですが、タイミングや、転職者と採用者の間でお互いのフィーリングが合うか否かということも非常に重要な要素です。

未来は自分の意志で変えられる

吉岡さんがいろいろと苦労されているのはわかります。わかりますが、そのような現状に引きずられたままでは何事もうまくいかないでしょう。

むしろ現状を将来を変えるためのステップやチャンスと捉え、新しい将来を切り開く覚悟で転職活動などに臨むべきです。

過去を変えることはできませんし、現状だってそう簡単に変えることはできないでしょう。一方で、将来は自分の気持ちと行動次第でいくらでも変えることができるのです。現状の延長線上だけで将来を考えてしまってはいけません。将来は自分で作っていくものです。

どのような物語になるかは、ほかの誰でもない、人生の主人公である吉岡さんご自身の決断と行動にかかっているのです。

今のところで嫌な気持ちで一生働くしかないのでしょうか、と吉岡さんは問いますが、そうであるか否かは吉岡さん次第です。

現状を変える、将来を変えることに本当に真剣になればそれが行動につながるはずです。

「たった」と言っては失礼かもしれませんが、現状を本気で変えたいのであればたったの3回の転職面接における失敗でくじけている場合ではありません。

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