客数が大幅に落ちこんだ2015年、カサノバ社長は47都道府県の店を回って、顧客の声を直接聞くことに力を注いだ。同時に、アンケートに答えるとクーポンがもらえるアプリ「KODO(コド)」を導入し、提供スピードや店内の清潔さなどに対する顧客の意見を集め、店舗の実態把握に努めた。
こういったカサノバ社長の姿勢が経営立て直しに寄与したことを知る日色氏もまた、現場でのコミュニケーションを重視する。「現場にしっかり注意を向けて、(そこで気づいたことを)戦略に結びつけていくことが非常に重要」(日色氏)。
昨年9月、日本マクドナルドに上席執行役員として招聘された日色氏は、その時点で「社長就任を打診する可能性がある」とも伝えられていた。ただ、カサノバ社長が「彼が入社後の半年間、店舗で情熱的に働いていたことが印象に残っている」と語るように、日色氏はハンバーガー作りやカウンターでの注文受付など、アルバイトスタッフが行うような店舗での実務を精力的にこなした。また、その間も周りのスタッフや顧客と積極的にコミュニケーションを取ったという。
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