ハーバード生は「ダメ出し」を細分化で解決する

怒りや悲しみを起こさず問題解決する方法

ダメ出しをされてしまったときの対処法は4つあります(写真:Ushico/PIXTA)  
日本の公立高校から「ハーバード大学を首席卒業、ジュリアード音楽院も首席卒業」という日本人初の快挙を成し遂げた廣津留すみれさん。その後、バイオリニストとして、起業家として活動する廣津留さんが、「これからの時代を勝ち残る人」の学び方をまとめた『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』を上梓。ハーバード時代に著者が培った、相手からのネガティブな意見をもらったときに、自分のモチベーションを低下させずに論理的に対応する方法とは?

ダメ出しをされたら、理論的に対処する

私は歴史やカルチャーの違いもあり、ハーバードでもジュリアードでも数多くの失敗を経験してきました。その度に何とか乗り越えてきたわけですが、世界各国からいわゆる「エリート」が多く集まる環境にいたこともあり、「他人の失敗」に対しての批判が強烈な人もいました。

私は基本的に「できないものはできない」と認めるタイプなので、あまりひきずりはしませんが、しかし「できないこと」のなかには時折、モチベーションを損なうものがあるのも事実でした。例えば、人からできない部分を指摘される、いわゆる「ダメ出し」です。

このときモチベーションにダメージを与えるのは、こみ上げる悔しさ、もしくは意気消沈、ときには指摘した相手への怒りなどの、ネガティブな感情です。

人はこうした感情にとらわれると、足が止まります。ハーバード生もジュリアード生にも時折、足が止まる人がいます。彼らはえてして「私が絶対正しいのに」と、自己保身とも自己主張ともつかない状態になります。その行きつく先は、「あの人キライ!」という感情。

これは、本来の目的を見失った状態です。本来の目的とは、指摘されたことを踏まえて事態を改善することです。ですから私はこういうとき、感情を押さえることを第一に考えます。

そのうえで、論理的に考えます。相手の指摘を振り返り、どこが的外れで、どこが合っているかを分析します。するとたいてい、「全面的に相手が間違っている」ということにはなりません。冷静に考えれば一理あるな、とも思えるものです。

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