38歳年収800万、"婚活強者"が選んだ最適な妻

婚活界の希少人材はこうして相手を見極める

「僕は無口なほうなのでよくしゃべる女性が好きですね。でも、自分一人で勝手にしゃべりすぎる人は苦手です」
 自分も楽しめる形で会話を弾ませてほしい、という意味だろうか。しかも交際が始まったら適度に放っておいてほしいのだ。ちょっと身勝手な要求である。

そんな孝二さんだが自分の置かれた状況は客観的に見ることができる。35歳を過ぎたあたりで、友人たちの多くが結婚をし、残された独身者だけで遊ぶようになった。それはそれで楽しい。しかし、10年後20年後はどうなるのか。自分はまた転勤をする。見知らぬ土地で40歳を超えた独身男性が友達を新たに作れるのだろうか。自信がない。ならば婚活しなければならない。

短期集中、1カ月で13人とお見合い

自分が決めたことはすぐに行動に移せる孝二さん。入会金5万円、月会費5千円の比較的リーズナブルな結婚相談所に登録した。多くの女性からの引き合いを期待できる孝二さんは最初の1カ月間は月会費無料だ。節約家を自任する孝二さんは「さっさと結婚を決めて月会費を払わずに退会しよう」と決意した。

早めに結婚相手を見つけて婚活を終了させたいと考えた理由はほかにもある。孝二さんは「もっといい人がいるはずだ」と常に思ってしまう傾向を自覚している。結婚相談所に登録する前には、婚活ブログや「にちゃんねる」の婚活スレッドを読み込んで、先達から教訓を学んだという。

「婚活を始めた頃に出会った人が結局はいちばんよかった、という後悔の書き込みが多かったんです。自分はそうはなるまいと心に誓いました」

孝二さんは1カ月のうちに13人の女性とお見合いをし、10人目の佳奈さん(仮名、31歳)に狙いを絞った。3回目に会ったときにプロポーズしたという。有言実行の人だ。

「妻(注・佳奈さんのこと)はパン屋で働いていた経験があるので、食品に携わる者同士で話が弾みました。プロフィール写真だけでなく実際も可愛いと思いました。彼女は35歳以下という条件で相手を探していたのでお見合いを断られることも覚悟していましたが、会ってくれてよかったです」

多くの結婚相談所は「連盟」と呼ばれる各種の共有データベースに加入しているため、会員は大勢の中からお見合い相手を検索することができる。男女ともに最も条件に入れやすいのは年齢だ。

「僕も同い年以下の女性のみに申し込んでいました。妻はその一人です。飲み会などで出会って好きになったのならば年上でも仕方ないけれど、お金を払ってわざわざ年上と会う必要はないからです」

佳奈さんが35歳オーバーの孝二さんとのお見合いを承諾したのは、「プロフィールにいろいろ書いてあって真剣さが伝わってきた」ことがある。孝二さんによれば、プロフィール欄は孝二さんの話を聞いた結婚相談所の担当者が代筆してくれたらしい。そのおかげで佳奈さんに会えたと孝二さんは素直に感謝している。

お見合いで好印象を与えられたのは、食べ物談義以外にも要因がある。佳奈さんは以前に年収1千万を誇る税理士の男性ともお見合いしていた。年齢は32歳。条件だけいえば孝二さんが不利だ。

次ページでは、何が好印象を与えたのか?
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