仕事のできる人が「ちなみに」を多用しない理由 伝え上手な人がよく使う6つの言葉とは

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

魔法は魔法使いしか使えません。しかし、ご紹介した言葉は魔法の言葉ではなく、誰でも簡単に使える言葉です。それでもビジネスで伝わる人と伝わらない人がいる。成果に結びつく人とそうでない人がいる。その理由は、スイッチのONとOFFをしないからです。

例えばご紹介したような言葉を普段の雑談で完璧に使う人がいたらどう思うでしょうか。まるでロボットが話しているようで、人間として魅力的でない。あまりその人と会話をしたくない。そう思ってしまうのは私だけではないはずです。だから普段は、スイッチはOFFでいいのです。

ビジネスシーンの10%だけで使えばいい

しかし重要な勝負どころ、例えば面接やプレゼンの機会などのときは、ご紹介したような言葉が威力を発揮し、それが成果に直結します。

『少ない言葉+ていねい+正しそうでOK! 伝わるスイッチ』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

つまり勝負どころではスイッチをONにする。これだけでいいのです。

成果を出せるビジネスパーソンは例外なく、数学的な言葉を使って伝えています。ただしそれはビジネスシーンでわずか10%の場面だけでしょう。その10%のときだけはスイッチを切り替え、言葉を変える。ご紹介した言葉を使えば、必ずあなたの伝え方はロジカルかつ簡潔な内容になります。

ロジカルに話そう、短く簡潔に話そうと考えるのではなく、勝負どころだけは使う言葉を変えるという発想を持ってみてはいかがでしょう。

成果に直結する場面だけ、成果に直結する言葉を使うのです。普段はあなたらしい話し方でコミュニケーションを楽しみましょう。あなたはロボットではなく人間なのですから。

深沢 真太郎 BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ふかさわ しんたろう / Shintaro Fukasawa

一般社団法人日本ビジネス数学協会代表理事。ビジネス数学を提唱する人材教育のプロフェショナル。公益財団法人日本数学検定協会主催「ビジネス数学検定」1級(AAA)は日本最上位。これまでに指導した人数は、延べ7000人。「ビジネス数学」の第一人者として確固たる地位を築く。企業研修のほか学生やプロスポーツ選手などの教育研修にも登壇。数学的な人材の育成に力を入れている。著書に『「仕事」に使える数学』(ダイヤモンド社)、『数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』(日本実業出版社)など。2018年には小説家としてデビュー作『論理ガール』(実務教育出版)を上梓。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事