今年もAIだらけ「家電見本市」の目玉は何だ CES2019から見える技術トレンド
リサーチ会社、フォレスターのテクノロジー・アナリスト、フランク・ジレットは、「わたしたちはもっと彼ら(バーチャル・アシスタント)の言語を学ぶ必要があり、彼らはまだわたしたちの言語を学んでいない」と言う。
多くの人が自分のコンピューターにはセキュリティー・ソフトを入れている。だが、インターネットに接続できるほかの機器はどうなっているだろうか。たとえば、スマートウォッチ、電話、テレビ、スピーカーなどはどうだろう。
5G技術の実力は?
さまざまなモノがインターネットにつながるIoTの時代には、Wi-Fiルーターがハッカーに狙われやすくなる。だから、ネットワークのセキュリティーを向上させて、ユーザーを守る機器やソフトウェアが多数生まれてくるだろう。
たとえば、Wi-Fi機器メーカー、イーロ(Eero)が昨年立ち上げたサービス「イーロプラス」は、同社のWi-Fiネットワークにつながる機器すべてを、ウイルスやマルウェアから守る。ネットギア(NetGear)も昨年、同様のセキュリティーサービス、「ネットギアアーマー(NetGear Armor)」の提供を開始した。
今年はさらに多くの製品やサービスが出てくるだろう。CESでは、ネットワーク会社のスカリス(Scalys)がセキュリティー機能を備えたルーター、「トラストボックス」を発表した。
今年、無線の世界ではインフラが大幅に向上し始める。AT&Tやベライゾン・ワイヤレスなどの大手携帯電話会社によると、5Gの技術はデータを驚くほどのスピードで運ぶことができ、映画1本を数秒でダウンロードできるという。
5Gは、スマートフォンのスピードを速めるだけでなく、ロボットや自動運転車、ドローンや防犯カメラなどにとっても重要なものとなるだろう。5Gは、機器同士がコミュニケーションする時間を大幅に削減できると考えられるからだ。