宇宙論入門 誕生から未来へ 佐藤勝彦著
アインシュタインから始まった相対性理論に基づく科学的宇宙論では、宇宙は唯一であり、それがビッグバン宇宙として始まって現在に至り、物理学の法則に基づいてその姿や進化の過程はきっちり決まっていると考えられてきた。が、超ひも理論の宇宙はこの考えを根底から覆した。あたかも「私たちの宇宙は人間が生まれるようにデザインされている」。実はこれは、私たちの宇宙が無数の宇宙の中で偶然そのような物理法則と次元の宇宙だったので、人類が生まれ、今その宇宙を認識しているにすぎない。
宇宙の加速膨張は続くのか、暗黒物質とは、などトピックな問題にも答える、宇宙の多重発生理論を提唱する宇宙学の第一人者による啓蒙書。
岩波新書 735円
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