結局、「まとめサイト」は仕事に役立つか? 若手から管理職までがハマっている

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当方も『仕事の9割は世間話』という書籍で

《営業は仕事の本題に入る前に3分間の世間話をするべし》

と書きましたが、アイスブレークは社外だけでなく職場の同僚との会話でも重要であり、仕事で役立つ武器になります。たとえば、

・社内でも初対面の人との打ち合わせ

・上司が人事評価などで部下と会話する

など、打ち解けることが必要な場面で有効になるでしょう。相手の顔を思い浮かべて、まとめサイトで収集した情報の中から、話題提供できるネタを探しましょう。

世間話「3分間」の鉄則

キーワードは、《相手に3分間話してもらうこと》。

たとえば、上司が部下との面談の冒頭で

「これからの時代“食える資格”を取得すべし……という記事がまとめサイトで話題になっていたけど、〇〇君は資格取得とか関心はあるのかい」

と振ってみる。あるいは、社内で初対面の同僚と打ち合わせを始める前に「男の品格をアップさせるスーツ着こなし術……という記事をまとめサイトでみました。そこでは、スーツは自分の体に完璧にフィットしたものを選ぶべしと書かれていました。私はピンとこなかったのですが、スーツの着こなしとか意識しますか」

と、仕事からそう遠くないテーマ(ネタ)で、相手に質問をぶつけてみましょう。3分くらい聞き役に徹して、ときには大きくうなずいたり、TVのキャスターがゲストの話を聞くときのようなイメージです。

そうしたアイスブレークを経た後に本題に入ると、思いのほか、お互いが打ち解けて、仕事がスムーズにいくものです。情報収集で大事なことは、生かす工夫を考えること。もし、まとめサイトを頻繁に見るのであれば、仕事に役立つ情報に“変換”させてみてはどうでしょうか。

高城 幸司 株式会社セレブレイン社長

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たかぎ こうじ / Kouji Takagi

1964年10月21日、東京都生まれ。1986年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。1996年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(東洋経済新報社刊)など。

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