結局、「まとめサイト」は仕事に役立つか?

若手から管理職までがハマっている

そんな意識調査の中で、当方が特に注目したのは、仕事の能率を上げるために必要なことを聞いた設問。全年代の人が重視していたのは、情報収集についてでした。それだけビジネスパーソンにとって、情報収集は仕事の効率を高める重要なテーマと認識されているのでしょう。そこで、ここからは情報収集に関心が高い実情を掘り下げていきたいと思います。

管理職までハマるまとめサイト

今どきのビジネスパーソンは、どのようにして情報収集をしているのでしょうか。当方が特に注目するのは情報源です。以前であれば多くの人が新聞と回答したかもしれませんが、今はネット上などで情報が膨大に流通する時代。かなり、多様な経路(情報源)から情報収集をしているはず。そこで取材してみると、頻繁に耳にしたのがネット上のまとめサイトでした。

「仕事から帰宅したら、まとめサイトで情報収集します」

「移動中にスマホでまとめサイトを頻繁にみています」

と答えているのは、若手社員だけではありません。中堅クラス、管理職でも増加しています。

活用度の高さが際立つのは「NAVERまとめ」。あのLINEが提供するサービスです。特徴は、ユーザーが独自に情報収集した情報を「まとめて」ネット上に公開できること。さらにアクセス数に応じてユーザーが広告収入を得られる独自のシステムを展開。月間訪問者は1000万人を超えており、Facebook、Twitterより勢いがあります。PCユーザーの「5人に1人が使っている」というくらい高い認知度があるようです(ニールセン調べ)。

当方もNAVERまとめは使いますが、最近は「Gunosy(グノシー)」を利用。これは、ユーザーの興味に合わせて最新ニュースの通知までしてくれるサービスです。確かにこれは非常に便利です。ほかにも仕事で役立ちそうなまとめサイトは数多く存在します。こうしたサービスは

《キュレーション型サービス》

と呼ばれるジャンルのもの。キュレーションとは、IT用語としては、人手で情報やコンテンツを収集・整理し、それによって新たな価値や意味を付与して共有すること。ただ、語源はラテン語で「世話役」といった意味。ちなみにキュレーションする人をキュレーターと呼び、美術館の学芸員を指します。膨大な美術品のお世話をするから名付けられたのでしょう。そんなネット上のバーチャルキュレーターが、おまとめサイト=キュレーションサービスとも言えるのかもしれません。みなさんはまとめサイトで仕事に関する情報収集をしていますか?

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正規と非正規「格差訴訟」<br>判断が分かれた最高裁判決

非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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