寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖 一気読み! 「百万人の源氏物語」委員会編

寂聴と磨く「源氏力」全五十四帖 一気読み! 「百万人の源氏物語」委員会編

源氏物語は恋愛の教科書であるだけではなくて、一生のうちに誰もが経験する苦悩や挫折、虚しさもしっかりと描かれ、読むことで人生を生ききる力がついてくる。物語は進むにつれて単純な色恋だけで終わらない、人生の悲哀が描かれる。特に光源氏が老いて去っていく34帖若菜・上から41帖幻/雲隠、さらに孫や子どもの話になる42帖匂宮以降までに至ると、完璧ではない人間の生きるさまが丁寧に描きこまれる。

本書により全体を俯瞰し、漫画(大和和紀『あさきゆめみし』)で登場人物の顔を覚え、それから現代語訳を読み、さらに原文にあたってはどうかと瀬戸内寂聴は薦める。FMラジオの好評番組をベースに物語の基本要素を盛り込む。

集英社新書 756円

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