小5で不登校になった少年が見いだした「道」 親の「いいね」が子どもの人生を変える
バンドを20年続けてこられたのは、「バンドが楽しい」とか「音楽が好きだ」というポジティブな感情も原動力のひとつとして欠かせなかったと思います。
それを体験できたのは、たくさんの方々の優しさと支えがあったからで、その恩返しとして、今度は僕らが今の子どもたちにも、自分が好きなこと、楽しいと思えることを体験できるような居場所を作れないかと考えています。
「好きと生きる」ためのサポートを
好きなことを得意なことにしていき、それがやがて仕事に繋がっていくようなサポートができないかなって。
一人でも多くの子が自分の「好きと生きる」ことができるような、そういうワクワクする実感を得られる居場所にしていきたいですね。
不登校については「これですべてOK」という正解もアドバイスもないと思います。だからこそ、不登校した僕に何ができるのかを、今後も考え続けるつもりです。
そのなかで「不登校もひとつの生き方なんだ」という「希望」をメッセージとして伝えていきたいし、それを肌で実感できる居場所も大切にしていきたい。
「講演ライブ」でも、新たな居場所づくりでも、僕は僕なりに言える「大丈夫」をこれまでと変わらず、届けていきたいと思っています。
――ありがとうございました。
(聞き手・小熊広宣)
山崎 史朗(やまさき しろう)/1983年生まれ。小学5年生から中学校卒業まで不登校を経験。1998年に、双子の弟である山崎雄介(ドラム)、八田典之(べース)らとともにバンド「JERRY BEANS」を結成、ボーカル・ギターを務める。2009年、不登校だった過去と向き合い、語りと音楽で伝える「講演ライブ」を始め、現在では年間100本以上のライブをこなす。
「今年もありがとう2018」
皆さんのおかげで、結成20周年となるこの一年も楽しく活動することができました。新たな出逢いや、笑って再会できるつながりが、心から嬉しいです。
一年分の“ありがとう”を演奏に込めてお届けします。是非、遊びに来てください。
【開催概要】
日時:2018年12月9日(日)
16時~18時(開場は15時15分)
(ファンクラブ会員の方は15時より入場可能、会員カードをお持ちください。)
会場:ビバシティホール ビバシティ彦根2階(滋賀県彦根市竹ヶ鼻町43-1)
参加費:無料(予約不要)
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