英語発音に自信がない人に教えたいコツ3選

「外国人に通じる」ためには自信も必要だ

ここでは、「Donald Trump is President of the United States of America.」(ドナルド・トランプはアメリカ合衆国の大統領だ)という文を使って説明しよう。 

ポイント1:子音の後に母音を入れない

特に「ウ」と「オ」に気をつける。前出の例文をカタカナ英語読みすると、「ドォナルドォ・トォランプゥ・イズゥ・プレジデントォ・オブゥ・ザ・ユナイテッドォ・ステイツゥ・オブゥ・アメリカ」となる。小さい字で示したウやオはいらない。子音のみを発音する。

ポイント2:強弱のリズムをつける

英語は意味内容を持った語の中心となる母音を強く発音し、残りの単語は弱く言うことで、リズムを生み出す。意味内容を持った語とは、品詞で言うと名詞、動詞、形容詞、副詞である。ここでの例では、「Donald Trump is President of the United States of America.」の赤字で示した個所を強く言うと英語らしく聞こえる。

これは逆を思い起こせば納得できるだろう。英語ネーティブスピーカーの日本語が妙に聞こえるのは、英語の強弱リズムを持ち込むからである。たとえば、「わしのなえはジョン・ススです」の赤字部分を強く読んで言ってみると、英語ネーティブ訛りの日本語となる。

ポイント3:ブツブツと切らない

英語の文には切っていいところといけないところがある。それは意味や文法や文脈で決まる。日本人英語の多くは不自然なところでやたらと切れる。上の例だと、「Donald Trump / is / President of / the United / States of / America.」といった具合である。単語単位でブツブツと切るのではなく、チャンク(意味内容を持った一定のまとまり)は一気に言うように心掛けるとよい。

発音のセルフチェックを

大学で英語を教えていると、発音の良い学生は20年ほど前に比べて格段に増えた印象がある。だが、以上の典型的な英語発音の問題を抱えた学習者は今でも多い。

ただそれは、本人が気づいたことも他人に指摘されたこともないので、知らなかっただけである。教室で少し指導すると、ほとんどの学生はすぐに問題を解決する。発音に自信のない方は、自分の英語を録音するか、他人に聞いてもらって、一度チェックしてみるとよいだろう。

なお、今回指摘した点を直すだけでは、ネーティブのような発音にはならない。だが、少なくとも通じる英語にはなる。この点は非常に重要だ。

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