ゴミ出しが雑な地域ほど「民度が低い」根拠 清掃員をやってわかった「引越しの3原則」
集積所と同様に、底の方に不燃ゴミがたまっていたり、単体のビン、缶、ペットボトルが袋に入っていない状態で放置されたカオス状態なゴミボックスだ。それは分別されていないゴミを袋から出して、清掃員が置いていかざるをえなかったと考えていい。
しかも、それらが蓄積されても管理する人が誰もいないということ。共有スペースの電灯が切れても、こっちが連絡しないかぎり、換えてくれないかもしれない。つまり、管理の行き届いていない物件ということだ。
ゴミでしかわからない情報
そして、ゴキブリ用殺虫剤がやたらと出る地域がある。それも1軒、2軒ではなく、その辺り一帯に多く出るところがある。ということはその辺りにはゴキブリが多く出ているということである。これもゴミでしかわからない情報だ。
僕が分析するに、川沿いで古い民家が多いところがその傾向にあるような気がする。こういう地域に引っ越しを考えている方がいたら、不燃ゴミを見るのがおすすめだ。逆に良い情報を得るなら、スーパーの袋を見るといい。
この場所だったら、3つくらいのスーパーに行ける範囲なのにと思っていても、一人勝ちのように同じスーパーの袋しか出ていない地域がある。察するに、断然、そのスーパーが便利さと安さを兼ねている。
それに同じスーパーの袋がたくさん出ているならば、きっとそのスーパーのレジ袋は有料じゃないと推測できる。スーパーの袋で出していいということはゴミ袋もわざわざ買わないで済む。安いうえにゴミ袋代もかからない。何より安いスーパーが近くにあるというのは心強い。ゴミが出ている時間にリサーチしなくてはならないので大変だと思うが、賃貸ならまだしも、もし家を買うんだったら、そのくらいしてもいいと思う。
以上、滝沢不動産、いや滝沢清掃員がまとめると、上手な引っ越しのコツは3つ。①集積所を見る、②ゴミの内容を見る、③コンビニをチェックすることである。
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