グーグル・GMも頼る「RPA」世界トップの実力 働き方改革で注目、CEOが語った日本戦略
1日1.1兆のプロセスを自動化すべき
――日本法人の体制拡充を進めています。市場の成長性をどう見ていますか。
日本では今、ワークライフバランスへの配慮が注目されている。イギリスで実施された調査によると、人間が生産性を保てる理想的な労働時間は5~6時間だ。しかしメールを送る、エクセルのスプレッドシートを別の場所に動かすといった日々のプロセス数は、日本では1日あたり1.1兆にものぼる。1.1兆のプロセスを自動化することで、ワークライフバランスを改善できる。
――世界や日本ではどれくらいのRPAの市場があるのでしょう。
世界では2017年に4億3300万ドル(約485億円)の市場規模だった(米ガートナー調べ)。私の経験値からいうと指数関数的なスピードでRPAの需要は加速している。市場におけるシェアの数字はないが、われわれの企業評価額が18億ドル(約2016億円)に達したことから考えると、当社の世界シェアが最大だと考えられる。
日本でまだ最大のシェアを持つわけではないが、すでに数百の顧客と取引がある。さらに日本のベンチャーキャピタルであるWiLから出資を受けている。今後、シェアを伸ばしていきたい。
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