「すぐやる!」が習慣化する5つのアプローチ 脳を自在に操り、先延ばしをなくす
▽「やること」を写真やイラストに置き換える
タスクを書き出したメモやふせんをリマインダーとして、目のつく場所にはっておくのも効果的です。やるべきタスクを見える化することで、先延ばしグセを抑える方法を「可視化リマインダー」と言います。
しかし、リマインダーの文字を読んでもやる気がわかず、先延ばししてしまうという人もいるでしょう。そんな人にお勧めなのが「連想リマインダー」というテクニックです。
これはリマインダーの文字を写真やイラストなどのビジュアル素材に置きかえるというもの。たとえば部屋の中にあるモアイ像のミニチュアに目がいったら「洗濯ものをたたむ」、観葉植物が目にはいったら「メールを送信する」といったように連想させることで、リマインダーの効力をより高めることができます。
「先延ばし」をなくした先には、得られるメリットも大きい
先延ばしにしたタスクが気がかりとして残ったまま、ほかのタスクに取り組むことは、脳の負担となり、集中力を低下させます。先延ばしせずすぐやることによって、脳の負担を軽減して活性化させるとともに、集中力アップにもつながるのです。
すぐやる人は時間的余裕があるので、トライできる回数や機会が多く得られます。時間の余裕があると、ふり返る時間を持つこともできます。
人はふり返りを通じて共感能力や他人を理解する能力が高まり、「人の気持ちがわかる人間」になれます。目の前のことにすぐ取り組むことは、人間関係をも良好にするのです。
交流会やパーティなどで会った人と「今度、メシに行きましょう」「いつか、一緒に仕事しましょう」とその場では話をしても、実際に交流が続いたり、一緒に仕事をすることはなかなかないのではないでしょうか。しかし、こうした場でしっかりと人脈をつくり、ビジネスに活かしている人がいるのも事実です。
「今度」とか「そのうち」ではなく、とにかくすぐに連絡を取り、会ってみる。仕事につながらなかったら、今回はタイミングが合わなかったと思えばいいだけです。すぐやる人は人との縁を大事にする人であり、人とつながるチャンスが多い人と言えるでしょう。「すぐやる」ことは努力、根性、気合は必要ありません。脳をコントロールすれば誰にでも習慣化できるスキルなのです。
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