ブラジル大統領選、ヤバすぎる「暴力の連鎖」

ボルソナロ氏も選挙活動中に腹を刺された

勝利を祝う支持者たち(写真:REUTERS/Adriano Machado)

[リオデジャネイロ(ロイター)]- 元陸軍大尉の極右政治家でブラジルの大統領選挙を大差で制したジャイル・ボルソナロ氏は、10月29日アメリカのドナルド・トランプ大統領から祝意を伝えられた。そしてアメリカの首都ワシントンと、同じく保守派の大統領がいるチリの首都サンチアゴを訪問する準備を始めた。

国会議員になった初期に独裁政治を「支持する」と宣言し、国会を解散するよう要求したことのあるボルソナロ氏だが、28日の宣誓式では、ブラジル憲法を記した冊子を手に掲げて民主主義の原則を守ると誓った。

トランプ大統領が祝福

トランプ大統領は「素晴らしい電話をもらった」と、ボルソナロ氏を祝福。2人が貿易、軍事など「あらゆる点で緊密に協力する」計画があるとツイッターに投稿した。

投資家たちはボルソナロ氏の勝利を歓迎し、ブラジルのボベスパ指数(市場指数)は早朝取引で全面高となった。ただし、投機筋が10月の株価急騰分を売りに出したためマイナスに転じた。

株式市場はボルソナロ氏への支持が高まった段階で急上昇していた。ボルソナロ氏がブラジルの巨大な財政赤字を早期に解消し、国営企業の民営化を公約していたからだ。同氏が株式市況に有利な政策を明確に打ち出せば、更なる上昇が期待できると投資家筋は述べた。

一方、ボルソナロ氏の勝利を警戒する声は世界中から出ている。1964~1985年のブラジル軍事独裁政権を擁護し、左派の政敵を一掃すると誓い、同性愛者、女性、マイノリティーを中傷する発言を重ねた経歴の持ち主だからだ。

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