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韓国馬が地元G1で日本馬にボロ負けする理由 競馬の「日韓対決」は日本が韓国に「圧勝」

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あきれるほどの着差にレース後、微妙な空気が流れたのは言うまでもない。韓国メディアの質問も日本馬の強さについて集中した。岩田騎手も「なぜ、日本馬はこんなに強いのか」と聞かれ「歴史がありますし、まだまだ強い馬もいるので……」とこのときばかりは喜びを抑え、牧田調教師も「ここまでの差は予想していなかった。ちょっと開きすぎですね」と質問者を気遣った。

衝撃の15馬身差。これには、日韓の施行者も複雑な思いを口にした。JRA側は「正直、日本馬と好勝負するには、もう少し時間がかかりそうですね」と同情的。本音は「まだまだ」ではなかったか。実は今回の招待馬の選択にあたって、KRAは舞台裏でJRAを通じ、ロンドンタウンよりレーティングの高いケイティブレイブ陣営に対し「出走を見合わせてほしい」とやんわりと要望を出していた。

もうひとつのビッグレースでも日本馬のモーニン(右)が接戦を制し戴冠(筆者撮影)

もちろん、KRA側はすでに国際化へ舵を切っている以上、簡単に後戻りはできないという姿勢だ。「一部の調教師からは国際競走をやる意味があるのか、という意見がある。ましてや今回の着差を受け、廃止論が出やしないかと心配です。しかし、まだ3回目。いまやめるわけにはいかないでしょう」と悩ましげだった。

撤退はせず、KRAは完敗を認め「強い馬づくり」へ

幸い、レース後、大会を主催したKRAのキム・ナクスン会長の方針にはぶれがなかった。今年の国際競走は昨年より2カ国増え、過去最多となる9つの国と地域が参加したことを歓迎。改めて”強い馬づくり”と国際化を進めていく号令を発した。

「残念ですが、私たちは競馬『パート1』国と『パート2』国の違いを認めなければいけない。しかし、撤退は考えていません。次のコリアカップへ向けて、今回の結果を韓国競馬の発展の好機ととらえ、世界の競馬先進国から優秀な種牡馬を導入し、より一層、国際競争力を高めていきたい」

これまで日韓間では日本側から種牡馬の寄贈はあったものの、競走馬の交流に関しては、国内の馬産保護の目的で制限を設けており、輸出入に関しては停滞したままだった。

また、交流競走も地方の南関との間で行われたことはある。だが、JRAとの間では中山競馬場での「韓国馬事会杯」や小倉競馬場での「釜山ステークス」などの交換競走を実施しているだけで、実質的な人馬の交流はなかった。

キム会長はこの点にも言及し「これまでは馬の移動、輸出入に関しての取り決めや交渉は困難な面もあったが、機会があれば、積極的に話し合いたい」とオープン化を示唆。関係改善にも前向きな姿勢を示した。これを機に、今後はファンが望む国際競走の相互馬券発売などに進展があれば、日本の競馬ファンにとっても朗報だ。

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【2023年「第4の競馬場」がオープン、日本との交流が不可欠】

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