「ダイエットに失敗する人」、よくある7大NG 「朝食抜き」「無理にジム通い」その方法でOK?

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まず、「ダイエットに失敗する人」によくあることは「朝食を抜く」ことです。

ダイエット中も「3食きちんと食べる」こと

【1】朝食を抜く

「やせるためには食事量は減らしたほうがいい」と思って「朝食を抜く」人は多いと思います。でもこの努力、実は「もったいない」のです。

食事をすると消化・吸収しますが、このときにもエネルギーを消費します。これは「食事誘発性熱産生」と呼ばれ、1日の消費エネルギーの10%に上ります。

たとえば1日の消費エネルギーが2000kcalとすると、約200kcalが食事誘発性熱産生で、これは「おにぎり約1個分」。1カ月でおにぎり約30個分です。

また、「食事誘発性熱産生」は、朝の食事では高く、夜では低いことがわかっています。そのほか、朝食を食べる人のほうが、学習成績やパフォーマンスが高いこともわかっています。つまり、「朝食を抜く」ということはダイエットだけでなく、それ以外の観点からも、とてももったいないのです。

さらに、「食事誘発性熱産生」は、タンパク質が糖質の5倍ほどのエネルギーを生み出すといわれています。そのため、毎日「サラダだけ」という人も、結果的に熱産生が下がって代謝が落ちることにもつながってしまいます。

できればサラダに卵やツナ、豆腐などのタンパク質食品を入れて、みそ汁やスープなど温かい食事をプラスするのがおすすめです。

【2】朝食・昼食を我慢した反動で「夜にドカ食い」してしまう

「朝も昼も我慢したけどもう限界」と、結局夜に「ドカ食い」。反省して翌日も頑張ってみるけれど、結局繰り返してしまう人を私は何人も見てきました。「我慢」を続けてストレスがたまり、「ドカ食い」で自己嫌悪に陥ってしまう……。これでは、体も心もボロボロになってしまいます。

「我慢しているのにやせない」という人は、1日の食事の比重や1食あたりのバランスが崩れている人が多いのです。ダイエット中だからこそ、特に野菜やタンパク質食品、食物繊維の多いものをしっかり食べてください

また、朝も昼も食べずに夜の食事を迎えてしまうと、血糖値は一気に上昇し、体へのダメージが大きいほか、その際に大量に出てくるインシュリンが体内に脂肪を溜め込む働きをするので、注意が必要です。空腹の時間が長くあいた後の食事こそ、一口目の食事に気を付けて、糖質に偏らない食事をとることが大切です。

朝食もランチもしっかり満足するまで食べれば、夜の食事でのドカ食いも避けられます。「ダイエット中もきちんと3食とること」が、遠回りのように見えても成功への一歩です。

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