寝不足時の運転があまりにヤバい科学的根拠 最悪の場合、逮捕される可能性も
「睡眠障害」がきっかけで交通事故
私たち睡眠医療の従事者が、一様にため息を漏らしたくなるニュースが飛び込んできたのは、2018年5月のことです。「睡眠障害」で、全国初の逮捕者が出たのです。
「危険運転致傷の疑いで、東京都江戸川区の運送業の男(60)を逮捕!」
まだ記憶に新しい話題ですが、逮捕された容疑者は、2018年1月に軽ワゴン車を運転中に、睡眠障害が原因と見られる居眠りをして男性をはね、全治約6カ月の重傷を負わせています。報道によると、2014年以降、19件の交通事故を起こし、そのうち7件は人身事故とのこと。これまでに3度も免許停止処分を受けていたそうで、かなり悪質です。
刑罰のある「危険運転致傷罪」は、従来なら飲酒運転による死亡事故というイメージがありましたが、今回は「睡眠障害」が適用されたことで、医療関係者の耳目を集めました。


















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