リーグ優勝した西武の打線だけじゃない強み CS直前、今季のペナントレースを振り返る

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リーグ戦でAクラスに入るチーム同士の戦いですし、なんと言ってもチームのエース級が初戦に登板してくるわけですから、どちらが勝つとはなかなか予想できない。

しかし、試合の流れをつかむために、打線としてはなんとか先制点をモノにすることが重要になると思います。「先制点」を取ればなんといってもチームに勢いが付きます。勢いは、その後のゲームを戦う中で、非常に大切なものです。

……ということを、私は自分のTwitterでも、また各メディアの解説でも、繰り返し言ってきました。観戦のときはそのあたりにもぜひご注目ください。

楽天の不本意なシーズン、来季に向けた期待

そして私の古巣、楽天ゴールデンイーグルスです。

今シーズンの残りも1試合(10月13日のロッテ戦)となり、順位も最下位が確定。チームとしても、そしてファンの皆様としても不本意なシーズンでした。

昨年、夏場まで優勝争いを演じたこと、クライマックスシリーズ・ファイナルステージまで戦えたことが良い経験になり、今年は優勝できるのではないかと、私は期待し、開幕前の順位予想を1位にしていました。

が、なかなか簡単にはいかないもので、開幕当初に投打の歯車がかみ合わず、多くの黒星を喫してしまった。

CS出場の可能性が消滅したところからは、来季を見据え、山崎選手、堀内選手、岩見選手を一軍で起用するなど、来季に向けて若手に出場機会を与え、より多くの経験を積ませることを行ってきました。

その中でも、内田選手が自身初となる2ケタホームランを放ったり、田中選手が自身初の規定打席到達や新人王争いをするなど、ある程度の結果は出せていると感じます。

中堅・ベテラン選手も自分の立場を確保しようと必死にプレーしていたところはすばらしいです。

来季、新監督に梨田前監督の後を引き継ぎ、監督代行を務めていた平石氏の就任が決定しましたが、今年の悔しさと経験を糧に、なんとか巻き返しを図り、Aクラス入り、その先の優勝を目指してチーム一丸でやってほしいものです。

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