「何でも自分で抱えこむ妻」に夫が言った言葉 "完璧な私"よりもっとずっと大事なこと

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Lさんの母親に教わってAさんも作るようになったニカラグアの鶏のスープ。オリーブが入っているのがおもしろい!(写真:著者撮影)

Aさんの話を聞いてあらためてわかったのは、「バリバリ働きたい!」という性格だから家事育児の外部委託も抵抗なく頼める、というわけではなく、むしろバリバリ働けるような性格と体力があるからこそ、家事も育児も全部自分でバリバリやってしまいがち……ということ。

実際に、彼女の日本の医師友達は、産後も働きながら家事も育児も全部請け負っている女性が多いとのことでした(同じ医師同士で結婚したとしても!)。

そこで彼女に、「もし将来的に、医師として復帰したら家事育児はどうするの?」と質問したら、「もっと外部委託を増やす。でも娘の教育関係はなるべく自分がかかわりたい」とのことでした。

夫婦の時間をもつという選択肢

そう考えていくと、LさんがAさんの外部委託への抵抗感をなくしたのは、医師復帰を目指す彼女にとってはかなり有意義なことだったような気がします。夫が家事育児の外部委託を積極的に勧めてくる、というのは日本ではあまり聞かない話ですが、共働き志望の夫婦なら、それはある意味当然で合理的な話なのではないか、と私も最近は思うようになりました。お互いが、パパママとしての関係だけでなく、男女としての関係の持続も求めるならなおさらです。

というわけで今回のまとめ。

家事育児につかれた。でも外部委託も躊躇する…。

一度試してみてから判断してみては?

さて、皆さんは子どもができてからも夫婦の時間をとっていますか? そのために外部委託を利用したことはありますか? そのときに抵抗感はありましたか? よかったら、ぜひコメント欄で教えてください~!

この連載のサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」がオープンしました。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。
ハラユキ イラストレーター、コミックエッセイスト

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はらゆき / Harayuki

雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。2017年から約2年間バルセロナに住んだことをきっかけに、海外取材もスタートさせる。著書に『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『オラ!スペイン旅ごはん』(イースト・プレス)、この連載を書籍化した『ほしいのはつかれない家族』(講談社)など。この連載のオンライン・コミュニティ「バル・ハラユキ」も主宰し「つかれない家族をつくる方法」を日々探求、発信中。ハラユキさんのHPはこちら

 

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