業種を超えて「有翼ロケット」にのせた夢 将来的には国民みんなが飛べるようにしたい

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――日本人の手による初の有人宇宙飛行ということですが、具体的にはどのようなことになるんですか。

元々、日本というのは、1970年代から研究開発を続けてきたんですよね。しかし、完全再使用の有翼もそうですし、人を飛ばすこともいつの日か、やらなくなっていて、それをしっかりと形にすることを僕らはやっていこうとしています。

みんなが飛べるような料金にしたい

――これは何人乗りくらいのイメージなんですか?

これは乗員2人、乗客6人を考えています。

――全体でいうと、どれぐらいの時間飛行できるんですか?

大山よしたか(おおやま よしたか)/1981年、名古屋市生まれの37歳。ロンドン芸術大学留学を経て、2001年にカメラマンとして社会人をスタート。2004年には広告代理店で広告のデザイナーを務め、2008年からは、アートディレクターとして、「飲料メーカー」「各都市の町おこし」「飛行機会社のブランディング」などを手掛けた。そして、2017年に宇宙ベンチャーの「スペースウォーカー」を設立した。

宇宙にあがってからは5分ぐらいを目指しているんですけど、そこはエンジンの推力など日々計画が変わっているので、発表できるタイミングでさせていただければと思います。

――想定では宇宙までどれくらいの時間で行けるものなんでしょうか。

真上にあがる際には5分ぐらいですね。


――それぐらいで行けるんですね。そこから何分か宇宙を体験できると。

5分ぐらいかなとは思っています。

――丸くなっている地球を見ることができるんですね。

そうですね、100kmを超えたところぐらいから見えたらいいなと。

――アメリカの宇宙旅行ビジネス、「ヴァージン・ギャラクティック」では、金額的には約2500万円といわれていますが、この日本人による初の有人宇宙飛行はだいたいどれくらいの料金設定をイメージされているんでしょうか?

すごく設定は難しいんですけど、国民みんなが飛べるようなものにはしていきたいので、どんどん下げていきたいです。ただ、初めは2000万~2500万円という値段になるかもしれません。目標的には300万~600万円ぐらいまで下げられるように、今事業計画はつくって、日々動いている途中です。

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