知らないと怖い10代の「摂食障害」の危険性 子どもの小さなサインも見逃さないで

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●大幅な体重の変化

ティーンエイジャーは体重計の数値に取りつかれ、体重の問題がないにもかかわらず、体重を減らし続けようとするおそれがある。

●トイレに頻繁に行き、長時間こもる

トイレで水を流しっぱなしにしていたら要注意で、過食症によって大量に食べては吐くというサイクルを隠しているかもしれない。

●過度な運動

同時に食事も制限をしている場合は特に注意が必要だ。

●家族との食事や友人とのパーティなど食事が関係する活動を避ける

「自分の部屋で食べる」「お腹空いてない。ランチをいっぱい食べたから」といった言葉は、不健康に食べ物を避けている兆候かもしれない。

これらのサインとともに、エネルギーの減少、孤立、短気、引きこもりなどがみられるときは専門家に支援を求めるべきだと、ファミリーインスティチュートは提言している。

治療ミスの問題

治療ミスの問題もある。論文の共同執筆者でジョージア州メイコンにあるナビセント・ヘルス小児病院の小児・思春期婦人科のナンシー・ソッカリー医師は、摂食障害が原因の月経不順に対し、経口避妊薬(ピル)が誤って処方されるおそれがあると言う。ピルを服用して生理が正常に戻ると、真の問題が隠され、摂食障害の治療が順調かどうか適切な観察が困難になる。

さらにソッカリーは、経口避妊薬に含まれるエストロゲンが、骨塩密度の回復に寄与せず、「悪化させることもある」と指摘する。「骨塩密度を改善させるための最も効果的な治療法は、体重の回復だ」

(執筆:Jane E. Brody記者、翻訳:中丸碧)

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