大橋ジャンクションと「非開削切り開き工法」

ライバルは「探険バクモン」。スゴイ現場を探検!

「いやあ、遅れちゃってスミマセン。成毛さん、この車、けっこういいですよ。買ったらどうですか?」

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カッコいいことはわかった。

今日は、その話をしにきた訳じゃないんだよ。優しくたしなめようとすると、作業服姿の男性が、広報担当嬢を質問攻めにしている。

「エンジンがないわけだから、やっぱり相当静かなんですか」「1回の充電で、どれくらい走れるんですか。あまり走れないんでしょ? 電気自動車はスーパーカーのようなもの、というよね。スーパーに買い物に行くと電気がなくなっちゃう車、という意味で」。

それが、首都高速道路東京建設局大橋工事事務所の、鈴木和夫所長だった。車好きなのだろうか。広報嬢は「テスラは1回の充電で500キロ走れます」と断言し、やはり颯爽と現場を去っていった。

午後2時、いよいよ地下へ潜入

鈴木所長が仕切る品川線の工事現場。ここが本日の目的地である。早速、潜入することに。ヘルメットにマスク、軍手を装備して、いざ、見参。時刻は午後2時である。

ガンガンガンと、金属製の仮設階段をひたすら下りていく。するとそこは、トンネルだった。

でかい。と思ったが、これは細い方なのだとか。

ここでは、全部で4本のトンネルが掘られている。4本の内訳はというと、品川線本線の上下線計2本と、大橋ジャンクション経由で首都高渋谷線と分合流するための大橋連結路の上下線計2本、あわせて4本だ。

本線と連結路は、最も近いところでは、約50センチの距離を置いて並走する。それが上り下りで二層ある。最も深いところでは、地下50メートルくらいになる。ざっと地下15階ほどの深さだ。

今いるのは、地下20メートルと少しの、上の層の連結路。ここから大井へと南下する道路になる場所だ。

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