「よその子と比べてしまう」親がまず見直したいのは子どもではなく自分《令和の子育てに再び響く児童精神科医の教え》
スイミングスクールに通う我が子と、ほかの子どもと比較して苦しくなる……。そんな母親からの相談に佐々木正美さんはなんと答えたでしょうか?(写真:mits / PIXTA)
児童精神科医として40年以上、多くの子と親に接し、惜しまれながら2017年に逝去した佐々木正美さんの著書『この子はこの子のままでいいと思える本』が今年2月、SNSの投稿をきっかけに再び注目を集めています。
時代は変わっても、子育ての本質は変わりません。改めて同書より一部を抜粋し、3回にわたってご紹介します。子育て中、親が悩み、迷ってしまうことについて佐々木さんはどう答えていたのでしょうか。本記事は1回目です。
「何ができる・できない」ではなく
■相談■ ほかの子と比較してしまう(6才男の子・1才女の子の母)
息子がスイミングスクールに通い始めた1カ月後に、同じ保育園の子2人も入会しました。その子たちは2カ月に一度の進級テストで、2級いっぺんに進級(飛び級)しています。
でも息子は1級ずつの進級です。彼らに「よかったね」と言う自分の顔がひきつってしまい、しかも「なんで○○できなかったの?」と、息子にくどくど言ってしまいました。
それでも息子は「ママ、応援ありがとう」と言ってくれ、気をつかわせている自分がイヤになります。わたしは保育士をしており、研修で佐々木先生のお話を伺ったこともあります。にもかかわらず、母親としてはうまくいきません。
わたしは昔から、自分と他人を比較して「自分はダメだ」と思う人間でした。わが子にそれはしたくなかったのに、やはり同じです。来年は小学生になり、成績、運動会など比較する相手も増えます。今後も息子を傷つけてしまうのではないかと思うと、怖くてたまりません。
息子がスイミングスクールに通い始めた1カ月後に、同じ保育園の子2人も入会しました。その子たちは2カ月に一度の進級テストで、2級いっぺんに進級(飛び級)しています。
でも息子は1級ずつの進級です。彼らに「よかったね」と言う自分の顔がひきつってしまい、しかも「なんで○○できなかったの?」と、息子にくどくど言ってしまいました。
それでも息子は「ママ、応援ありがとう」と言ってくれ、気をつかわせている自分がイヤになります。わたしは保育士をしており、研修で佐々木先生のお話を伺ったこともあります。にもかかわらず、母親としてはうまくいきません。
わたしは昔から、自分と他人を比較して「自分はダメだ」と思う人間でした。わが子にそれはしたくなかったのに、やはり同じです。来年は小学生になり、成績、運動会など比較する相手も増えます。今後も息子を傷つけてしまうのではないかと思うと、怖くてたまりません。
【お母さんの「自信のなさ」が心配です。わが子のありのままを認めるには自分自身を認めなくてはいけません。「結果がよくても悪くても、うちの親は気にしない」と子どもに思い込ませてください】
保育士でも学校の先生でも小児科医でも同じです。「先生」として子どもと向き合うのがじょうずな人でも、自分の子どもにはうまくいかないという人は案外多いものです。
精神科医の子どもが精神を病むというケースもあるのですから、「保育士なのに」とご自分を責める必要はまったくありません。それは別の話です。
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