「シーリングライト」を再発明するとこうなる 「popIn Aladdin」は新境地を拓けるか?
「朝、起きると寝室の壁に”知るべき情報”が映し出される。たとえば、その日、家族が把握しておくべき情報を表示する。読み終えたら、写真のスライドショーを自動で再生する、というようなイメージです」
その上でAbema TVやYouTube、DiXiM、YouTube kidsといったアプリを標準搭載するほか、「うごく太陽系」、「童話の朗読」、「ひらがな表」といった教育用コンテンツをプリインストール。家族で映像を見ながら楽しんだり、学習したりといった環境を作り出すのが狙いだ。
リコメンド情報を自動表示
次の目標もある。
「これまでポップインが事業者向けに行ってきたリコメンド機能の技術、ノウハウを用いて、パーソナル向けとは異なるリコメンドサービスに発展させていくのがその先の目標です。現在はテレビ向けインターネット端末に近いユーザーインターフェイスですが、将来的には何もしなくてもほしい情報がさりげなく表示されるようにしていきます」
ポップイン・アラジンには「アラジン・モード」という動作モードがある。このモードにしておくと、コンテンツ再生中ではなく、なおかつ30秒以上、ユーザーからのアクションがない場合に、時間帯や利用者の使い方などから学習し、リコメンド情報を自動表示するモードだ。将来は音声操作に関しても、新しいアイデアを詰め込んでいく。
朝、昼、夕方、夜と異なるシーンごと、生活のリズムに合わせてリコメンドした情報を届けるという彼らの目標は高いところにあるようだ。ハードウェア中心の企画ではなく、サービスを起点として最適なハードウェアを作るというやり方は、クラウドファンディングならではのものといえるかもしれない。
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