日経平均は「8営業日続伸」、上げ幅は21円

2万3000円回復後に失速、中国株安が重し

 8月30日、東京株式市場で日経平均は小幅に8日続伸した。米国市場でナスダック総合とS&P総合500が連日最高値を更新。為替も1ドル111円台後半と円安が進み、外部環境を好感した買いが先行した。写真は都内で2014年8月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に8日続伸した。米国市場でナスダック総合とS&P総合500が連日最高値を更新。為替も1ドル111円台後半と円安が進み、外部環境を好感した買いが先行した。節目の2万3000円を突破し、取引時間中としては5月21日以来、3カ月ぶりの高値を付けたが、買い一巡後は上値が重くなった。上海株市場が安く始まると先物売りに押され一時下げに転じる場面もあった。後場は値動きが鈍ったもののプラス圏で引けた。8日続伸は昨年10月の16連騰以来の連続上昇となる。

TOPIXは前日比0.03%安で取引を終えた。東証1部の売買代金は2兆6338億円だった。業種別ではその他製品、鉱業、水産・農林の上昇が目立った一方、精密、輸送用機器、ゴム製品、銀行などが軟調だった。市場では「2万3000円台を固めることができず若干失望感が出た。根本的には米中懸念が払拭できないことが重しであり、日本株は中国株安の影響から逃れにくくなっている」(サクソバンク証券チーフマーケットアナリストの倉持宏朗氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、トクヤマ<4043.T>が買われた。同社は29日、劣後特約付ローンで総額600億円の資金調達を実施すると発表した。マレーシア工場の建設などで有利子負債が膨らんでいたが、市場ではエクィティ・ファイナンスに伴う株式の希薄化の懸念が後退したとの受け止めが広がった。半面、CYBOZU<4776.T>が安い。29日に発表した7月の月次連結業績は売上高が前年比18%増、営業利益が95%増と堅調だったが、直近の上昇ピッチが速かったこともあり、利益確定売りが優勢だった。

東証1部の騰落数は、値上がり1167銘柄に対し、値下がりが844銘柄、変わらずが93銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22869.5 +21.28

寄り付き    23020.18

安値/高値   22832.83─23032.17

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1739.14 -0.46

寄り付き     1749.19

安値/高値    1736.6─1749.72

 

東証出来高(万株) 139935

東証売買代金(億円) 26338.12

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