北朝鮮建国70周年イベント「苛烈練習」の実態 子どもたちが深夜まで行進の練習をしている
平壌では、9月9日に北朝鮮創立70周年を記念して行われる大規模なパレードとマスゲームに向けた準備が本格化しつつある。
金日成広場やその近くにあるオープンエリアで予定されている「松明の行進」のために、中学生から大学生までの子どもたちが練習している姿が8月下旬に頻繁に目撃されている。
今回、平壌アイスリンク周辺など、通常パレードを行うのとは異なる場所でも練習が行われている。消息筋は、金日成広場での終日訓練の後、「何千人もの人々」が地面で眠っているのを目撃したと証言する。この訓練は翌朝にはまた再開されたという。
深夜まで練習
平壌の市内各所では、深夜午前1時を過ぎても練習が行われており、消息筋によると、夜遅くにトラックの後部で眠っている若い子どもたちのグループも目撃したという。ある消息筋は、これほどに激しいレベルの準備は見たことがないという。
北朝鮮ニュース(NK News)が入手した写真と動画には、メガホンを使った監督者から指示を受け、行進しながら模擬松明を運ぶ、白いシャツと帽子を着用した学生が数千人写っている。
学生の多くは、練習の間に休憩しながら、携帯電話やその他の電子機器を使っている様子も伺える。