北朝鮮建国70周年イベント「苛烈練習」の実態 子どもたちが深夜まで行進の練習をしている
広場にある手描きのプロパガンダパネルには、多くのメッセージが書き出されている。
腕を上げて何時間も行進すると痛みが伴う。あるパネルでは、それにもかかわらず訓練に勤しんでいる学生を賞賛していた。「行進練習に参加している間、体が痛くても、英語専攻の1年生、ホ同志が、チュチェ(主体)の松明をしっかり握っている!」
金哲柱師範大学の理事会は、学生たちの自由時間の使用について、「時間の浪費」というタイトルのパネルで鼓舞している。「義務を忘れてはいけない...学生は練習の自由時間を使って勉強を続けよう!」「練習も勉強も続けて、両方の頂点を目指そう!」
「一滴の汗」をも無駄にしないように
6月中旬以来行われてきたトレーニングの練習は、最近数週間は、ほぼ毎日のように行われている。
ほかのパネルでは、練習が終わった後、「毎晩のように万寿台の銅像(金日成、金正日の銅像)に通っている」学生を奨励している。
「落とし物と現金を拾い、それを返してあげる美しい行動をとった」という学生のメッセージも掲示されている。広場周辺の他のメッセージは、学生が消耗品などを寄付し、暑い天候に耐え、「一滴の汗」をも無駄にしないように促している。