神戸新聞が生んだ「高校野球」自動戦評の裏側 プログラマーではない社員のアイデアだった
社内のノンプログラマーが業務外で開発をスタート
【ロボットくん】報徳対市尼崎は2-0で報徳が勝ち、甲子園出場を決めた。報徳は5回、一死満塁から3番長尾亮弥のファーストゴロファーストエラーで2点を先制し、この得点を守り切った。(続) pic.twitter.com/I3roT0N6Ui
— 経過戦評ロボットくん【高校野球・兵庫大会】 (@koya_robot_kun) 2018年7月28日
――どうしてAIを活用して原稿を自動生成しようとなったのでしょうか。「高校野球」をテーマに取り組んだ理由も気になります。
川上:弊社が運営するウェブサイト「神戸新聞NEXT」(以下、NEXT)では、高校野球コンテンツの人気が高く、これまでも全試合イニング速報を行ってきたほか、一部の記事や選手名鑑などは有料コンテンツとして提供してきました。
より使いやすいサイトを目指して、この春に高校野球ページのリニューアルをしたのですが、その際に目玉となる有料コンテンツとして「一打席速報」を追加しました。球場にいるデータ入力者が「4番 富永 レフト二塁打 二死 二塁」のように一打席ごとの詳細な結果を打ち込んで、試合の流れをリアルタイムで配信していく取り組みです。



















