食事会で「四季島」の乗車気分を味わってみた フレンチにカツオだし、パンは車内で焼く

✎ 1〜 ✎ 29 ✎ 30 ✎ 31 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
上野駅に停車中のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」(筆者撮影)

上野駅、13番線ホーム――。かつてよく乗車していた寝台特急北斗星やカシオペア、あけぼのなどが発着していたホームだ。鉄道好きになって最初の目標は「寝台列車に全部乗ること」だったため、こちらにはよく通った。たとえ乗らなくても、その姿が見たいがために、ちょくちょく上野駅に足を向けたものである。

この連載の記事一覧はこちら

そして今、その隣にある短めのホーム、13.5番線。こちらは駅構内図にこそ載っていないが、あの豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」専用のホームだ。

先日、私は四季島に乗車……した気分さながらに、食事会に参加してきたのだった。

四季島「食事会」に参加

13.5番線ホーム入り口。このホームを歩ける日がいつか来るのだろうか…(筆者撮影)

四季島は2017年5月1日にデビューした。「TRAIN SUITE 四季島 記憶に残る滋味と音楽の奏で」と銘打たれたこの食事会は、四季島の運行開始1周年記念に開催された特別な催しだ。

今まで走行した全18都道県の食材を使い、運行開始からこれまで提供してきたメニューの中から選りすぐりの滋味を、音楽とともに楽しむという贅沢な時間。会場は飯田橋駅・水道橋駅から徒歩5分の場所にあるホテルメトロポリタンエドモント。こちらの総料理長の岩崎均さんが、四季島の総料理長を兼任している。高揚する気持ちを抑えつつ、会場に向かった。

テーブルセッティング。たまにこのペンネームで申し訳ない気持ちになることがある(筆者撮影)

用意されたテーブルには、私の名前がきちんと表記されたネームプレートが置かれていた。メニュー表には今日のコースメニュー、そしてドリンクメニューには北海道から福島までの、東北中心のお酒が表記されていた。まずは一人乾杯用に「オチガビワイナリー」(北海道余市町)のシャルドネ・スパークリングをいただく。

次ページ産地にこだわった料理とお酒が続々…
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事