宿泊については、すでに客室の改装計画があった。だが、客室の1部屋当たり面積を狭くしてビジネスホテル的な部屋を増やそうというプラン。「それでは雅叙園の良さが生かせないとストップさせた」(本中野氏)。
そもそも60ある客室のうち、実際に稼働していたのはわずか23室。それ以外は婚礼時に新婦が着替えたりメイクをしたりするブライズルームとして使われ、婚礼の付帯施設という位置づけにすぎなかった。
ほぼ全室スイート、華麗なるホテルへの転身
「お金を生み出さないスペースを生み出すものに変え、坪単価効率を向上させていくことが業績回復には必要不可欠。ブライズルームは美容室を改装してそちらに移し、60室すべてを客室として利用できるようにリニューアルした」(本中野氏)
客室はほぼ全室を80平方メートル以上のスイートルーム仕様にし、ジェットバスやサウナを完備。「和敬清心」をコンセプトに、茶道のわびさびに代表される精神性を意識した内装になっている。客室は6階から最上階の8階。宿泊者専用のチェックインカウンターのある8階には、桜をテーマにしたエグゼクティブラウンジも設けられている。
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