貯金できない人とできる人は一体何が違うか

多い人が意外と使っているという事実もある

多い人のマネをしても貯まるワケではありませんが……(写真:andresr/iStock)

夏のボーナス支給から数週間が経ちました。消費者庁の調査によると、この夏のボーナスの使い道で最も多いのは「貯蓄」で、回答者の約48%を占めています。「旅行」「ローンの支払い」「教育関連費」は2割前後にとどまっており、多くの人が貯蓄に回しているようです。

近年、私たちの貯蓄への意識は強まっています。総務省の家計調査によると、2人以上の勤労者世帯は年収の約1.8倍の貯蓄を保有しており、この10年で上昇基調にあります。

にもかかわらず、実際には思うように貯まらず悩む人は筆者を含め少なくありません。同調査によると、勤労者世帯の貯蓄高平均は1327万円ですが、この数字は3000万円、4000万円など多額を持つ少数派による引き上げ効果があります。貯蓄高を低い順に並べたちょうど真ん中にあたる中央値は743万円です。つまり半数の人はそれ以下なのです。また、貯蓄が100万円未満の世帯も1割以上いるのが実情です。

当然ながら年収が高いほど貯蓄は多いが…

貯めたいのに貯まらない理由には、言うまでもなく収入不足が挙げられます。皆さんの中にも、「もっと収入が上がれば貯まるのに」と嘆いている人は少なくないはずです。上述の家計調査でも、確かに年収が高い人ほど持っている貯蓄高が多いという結果が出ています。たとえば、年収ゼロから約450万円の人の貯蓄高は平均795万円なのに対して、年収約950万円以上の人の貯蓄高は同2184万円です。

ところが、どうやらそれだけではないようです。年収が低くても貯蓄が多い人もいれば、年収が高くても貯蓄が少ない人もいます。上記調査の同じ集団で、貯蓄がゼロから約200万円の人の平均年収は544万円です。ここから税や社会保険を差し引くと、家族が十分なゆとりをもって暮らせる水準では必ずしもないかもしれませんが、極端に年収が少ないともいえません。

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