注意!被災地の「無料ネット」に潜む落とし穴 暗証番号などの情報が盗まれるリスクも

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また、暗号解除パスワードの入力が不要なため、「00000JAPAN」という名前に設定したアクセスポイントを勝手に設置して利用者の接続を促し、そのアクセスポイントを通じたアクセス内容をすべて傍受するという乱暴なこともできてしまう。

わかりやすくいうと、通信内容を傍受しながら特定の情報(クレジットカードに近い数字や暗証番号のようなもの、その他、個人情報や金融取引にかかる情報など)を検出することが可能なのだ。

7月10日、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、携帯電話網が利用可能な場合は携帯電話網を使うよう推奨し、やむを得ず暗号化されていない公衆無線LANサービスを使う場合にも、安否確認や周辺の情報収集のみに利用し、IDやパスワードを使ったサービスの利用、個人情報や金融取引を扱うネットワークサービスの利用などを極力避けるよう注意喚起を促した。

暗号解除パスワードなしで使えるサービスにも注意

とはいえ、携帯電話網は価格面で心配かもしれない。その場合には、暗号化された公衆無線LANサービスを利用すればいい。簡単に接続できるからといって、「00000JAPAN」を選択しないほうがいいだろう。

こう説明すると「00000JAPAN」だけが問題サービスのように感じてしまうかもしれないが、そうではない。そもそも、暗号解除パスワードなしで使える公衆無線LANサービスは、すべて通信内容が他人から簡単に見られてしまうのである。手元にあるスマートフォンの無線設定から利用可能なサービス一覧を覗くと、そうしたサービスが表示されることがあると思う。が、そのサービスを使うには注意が必要だ。

「00000JAPAN」だけでなく、今後も緊急時には同様のサービスが、あなたの身の回りで提供される可能性がある。基礎知識として、「暗号解除パスワードがないサービスは安全ではない」ということを知っておくようにしたい。

本田 雅一 ITジャーナリスト

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ほんだ まさかず / Masakazu Honda

IT、モバイル、オーディオ&ビジュアル、コンテンツビジネス、ネットワークサービス、インターネットカルチャー。テクノロジーとインターネットで結ばれたデジタルライフスタイル、および関連する技術や企業、市場動向について、知識欲の湧く分野全般をカバーするコラムニスト。Impress Watchがサービスインした電子雑誌『MAGon』を通じ、「本田雅一のモバイル通信リターンズ」を創刊。著書に『iCloudとクラウドメディアの夜明け』(ソフトバンク)、『これからスマートフォンが起こすこと。』(東洋経済新報社)。

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